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宗派による違い

数珠・念珠の簡単知識


数珠・念珠とは 宗派による違い 数珠・念珠の名称 数珠の選び方

宗派による違い

現在日本には、同じ仏教でありながら多くの寺院、教義が存在し、その中にそれぞれの宗派の違いがあります。
最澄が日本で最初に『日本天台宗』を開いてからその後、平安時代から鎌倉時代にかけて、次々と新しい宗派が打ち立てられました。

天台宗 浄土宗 真言宗 浄土真宗 日蓮宗 曹洞宗 臨済宗

などなど・・・

これらの宗派が時とともに分裂し、現在数多くの宗派が存在します。
宗派は『家の宗教』ともいわれ、数珠・念珠の仕立や持ち方にも多少の違いが出ました。



各宗派の珠数の持ち方については、それぞれ違いますので、以下に記し説明しております。
他にも、宗派用の長い珠数を持つ際の簡略な持ち方として、親珠から21顆(四天)を過ぎた所を左右の手で持ち、捻り、 二輪にして左手に掛ける持ち方もあります。これは無難な持ち方ですので、覚えておくと良いでしょう。

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【 天台宗 】

 

中国の天台大師を高祖とし、日本の伝教大師最澄を宗祖とする、「法華経」の教え、人はもちろん草や木でさえも成仏出来る、「一切皆成(いっさいかいじょう)」を宗とする宗派。 宗祖 : 最澄 
経典 : 法華経 
本尊 : お釈迦様 薬師如来様
(一尊一仏の教えではなく、本尊はどの仏像でもよいとされます)
天台宗系の宗派 ・・・ 天台寺門宗、天台寺門宗、和宗、など
天台宗の数珠・念珠の持ち方は人差し指と中指の間にかけます 手の中に包み込むようにそのまま手を合わせます
[ 数珠・念珠の基本的な持ち方 ]
房を下に垂らすように2連にしてかけ、そのまま右手を合わせます。
[ 数珠・念珠の特徴 ]
一般的に天台宗のお念珠は、扁平な平玉(ミカンのような形)が特徴です。
主玉:108個、親玉:1個、四天玉:4個で構成され、親玉から連なる房には、
20の平玉と10の丸玉が付いています。
本式念珠
浄土宗   浄土真宗
男性用                  女性用

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【 浄土宗 】

 

法然を宗祖とする。法然が草庵を結んだ地に、法然の弟子である源智が、『大谷寺』を創建したのが浄土宗のはじまり。修行による成仏を認めず、阿弥陀仏の名を唱える念仏をすることで(専修念仏)、極楽往生できると説く。 宗祖 : 法然 
経典 : 浄土三部経 
特に「観無量寿経」
本尊 : 阿弥陀様
浄土宗系の宗派 ・・・ 西山深草派、西山浄土宗、西山禅林派、など
浄土宗の数珠・念珠の持ち方は親玉をそろえ、親指で押さえるようにします 房は手の平の間から下におろします
[ 数珠・念珠の基本的な持ち方 ]
輪ちがいの念珠を房を下に垂らすように左手に掛け、そのまま右手を合わせます。
[ 数珠・念珠の特徴 ]
浄土宗の数珠は、2つの輪を一つに繋いだような形状が特長です。
僧侶が儀式の際に使う数珠は、荘厳数珠と呼ばれ、
これは水晶のみの108珠の数珠です。
一般在家信徒が使う数珠は日課数珠と呼びます。
元々、日課珠数とは、「私は一日に○○回、念仏を唱えます」と、誓約を立て、
お念仏を唱える回数を数える為のものです。
本式念珠
浄土宗   浄土真宗
男性用                  女性用

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【 真言宗 】

 

弘法大師、空海を宗祖とする。万物は大日如来を根本母体とし、人もその例外ではない。法神仏である大日如来とともに修行を積むことにより、生身のままで仏となれる(即身成仏) と説く。 宗祖 : 空海
経典 : 大日経 金剛頂経
本尊 : 大日如来様

(ですが、本尊はどの仏像でもよいとされます)
真言宗系の宗派 ・・・ 高野山真言宗、真言宗智山派、真言宗豊山派、真言宗醍醐派、 
東寺真言宗、真言宗泉湧寺派、真言宗御室派、真言宗山階派、真言宗大覚寺派、 
真言宗善通寺派、など
真言宗の数珠・念珠の持ち方は両手の中指にかけます 親玉を上に、二重にして房を握るように手に持ちます
[ 数珠・念珠の基本的な持ち方 ]
両方の手の中指にお念珠をかけ、そのまま手を合わせます。房は上から自然に垂らします。
[ 数珠・念珠の特徴 ]
真言宗では特にお念珠を大事にするといわれます。
在家用には主玉:108個、親玉:2個、四天玉:4個に、菊房のついたものが一般的です。
親玉から7顆目、21顆目に四天があります。長い一連の珠数を二重にして用い、
その形状から振分(ふりわけ)珠数とも呼ばれます。
密教では、珠数を擦り鳴らして音を立てる特徴があり、
修法の終わりを知らせる合図としていました。
珠数を擦ることは、百八の煩悩をすり砕く意味があります。
本式念珠
浄土宗   浄土真宗
男性用                  女性用

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【 浄土真宗 】

本願寺派 大谷派

 

親鸞を宗祖とする。全ては阿弥陀入来のご加護の力であり、信じること、念仏を唱えることで極楽往生できるとし、『他力本願』を説く。浄土真宗には本願寺派(お西)と大谷派(お東)があり、基本的な念珠の持ち方が若干違います。 宗祖 : 親鸞 
経典 : 浄土三部経 
特に「無量寿経」
本尊 : 阿弥陀仏様
浄土真宗系の宗派 ・・・ 浄土真宗本願寺派(西)、真宗大谷派(東)、真宗高田派、
真宗仏光寺派 など
浄土真宗の数珠・念珠の持ち方は本願寺派(お西)両手にかけ、房を下に垂らします 大谷派(お東)親玉を上に、親指で挟むように両手にかけ、房を左側に垂らします
[ 数珠・念珠の基本的な持ち方 ]
* 本願寺派(お西):写真左 房を下に垂らすように2連でかけ、そのまま右手を合わせます。
* 大谷派(お東):写真右 両方の親珠を両手の親指と人差し指の間ではさみ、房は上から下に垂らす。
[ 数珠・念珠の特徴 ]
浄土真宗の数珠は数取りができないように、房が「蓮如結び」になっています。
煩脳具足そのままで救われる教えなので、数珠を繰ることによって
煩脳の火を消す必要がないからです。
したがって形や数にこだわりませんが数珠を大切にすることには変わりありません。
浄土真宗では、長い一連の珠数を二重にして用います。
一般的には、主玉:108個、親玉:2個、四天玉:4個で構成され、
片方の房が蓮如結びと呼ばれる結ばれ方をしているのに特徴があります。
また、本願寺派(お西)では頭付撚房が、大谷派(お東)では切房が主に用いられます。
本式念珠
浄土宗   浄土真宗
男性用                  女性用

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【 日蓮宗 】

 

日蓮を宗祖とする。経典とする法華経の中で、 『上行菩薩』は日蓮自身とし、法華経と人の生き方との一体化を目指す。「南無妙法蓮華経」(題目)を唱えることで、全ての人々は成仏できると説く。 宗祖 : 日蓮 
経典 : 法華経 
本尊 : お釈迦様 大曼荼羅
日蓮宗系の宗派 ・・・ 日蓮正宗、法華宗、不受布施派、本門佛立宗、など
日蓮宗の数珠・念珠の持ち方は両手の中指にかけ、三つ房を左側にして外に垂らします そのまま合掌します
[ 数珠・念珠の基本的な持ち方 ]
まず八の字型にねじり、両手の中指に掛ける。その際右側に房が2本、左側3本房がくるように持つ。
[ 数珠・念珠の特徴 ]
日蓮宗には珠数の玉一つ一つに意味を与えた珠数曼陀羅があり、
祈祷用にも多くの種りますが、長い一連の珠数に四十一個の
下がり玉の付いた菊房というのが一般的です。
日蓮宗では祈祷する際に、木剣と珠数を組み合わせたものを打ち鳴らします。
したがって、本来は黒檀や紫檀など、堅くて丈夫な材質のものが主流でしたが、昨今は様々な素材のものもあります。
本式念珠
浄土宗   浄土真宗
男性用                  女性用

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【 臨済宗・曹洞宗(禅宗) 】

 

 

『人の心』『仏の心』は一つ(仏性)とする。
自分自身の本質を追及し、悟りを求める宗派。
始祖は栄西で『臨済宗』の禅を伝え、後に道元が『曹洞宗』の禅を伝えた。
《 臨済宗 》
宗祖 : 栄西
経典 : 特になし
本尊 : 釈迦如来様

始祖は栄西。教えを与えられるのではなく、人の持ち合わせた仏性を禅問答、座禅により見出し、自分自身の仏の心に立ち返ることで、悟りに至るとする。
《 曹洞宗 》
宗祖 : 道元
経典 : 正法眼蔵
本尊 : 釈迦如来様

始祖は道元。座禅による実証、『只菅打座』(シカンタンザ)を本旨とし、座禅することにより真実の自己・仏性に目覚め、悟りの境地へと至るとする。
臨済宗系の宗派 ・・・ 妙心寺派、建仁寺派、南禅寺派、東福寺派、など
臨済宗の数珠・念珠の持ち方は二輪にして左手にかけ、房を下にして手に持ちます そのまま合掌します
[ 数珠・念珠の基本的な持ち方(臨済宗、曹洞宗) ]
房を下に垂らすように2連にしてかけ、そのまま右手を合わせます。
[ 数珠・念珠の特徴 ]
禅宗ではお念仏やお題目を唱えず、座禅を重んじます。
他の宗派のような作法や規定は存在しません。
一般的には、主珠:108個の長い一連の珠数が用いられます。曹洞宗用のものには、金属の輪が付けられています。
本式念珠
浄土宗   浄土真宗
 男性用                  女性用

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【 諸宗派 】

《 法相宗 》

『西遊記』で知られる『玄奘』が中国にもたらしたインドの唯識学は『玄奘』の弟子たちの
『窺基』←(きき)(六三二〜六八二)により法相宗として大成された。

『成唯識論』を中心に唯識の立場から諸現象の実態を研究し全ての存在は『識』(認識)が

生み出す影像であると説く。日本には、玄奘に学んだ『道昭』(六二九〜七〇〇)によってもたらされ、『南都六宗』の一つになり、もっとも栄えた。「興福寺」・「薬師寺」(奈良県)を大本山とする。


《 華厳宗 》

華厳宗は、唐の「法蔵」(六四三〜七一二)によって大成された。『華厳経』を所依とするが、唯識思想から多大の影響を受けている。

全世界が「一即一切・一切即一」の無限の関係において成立し『円融無碍』であることを説き、天地万物すべて毘蘆舎那仏の顕現と見る。  

日本には、『法蔵』に学んだ新羅の『審祥』(?〜七四二)によってもたらされ、南都六宗の一つになった。鎌倉時代に『明恵』らが中興。『東大寺』を総本山とする。

《 律宗 》

日本に伝えられた『律宗』は、唐の『道宣』(五九六〜六六七)が大成した『南山律宗』である。戒律の研究と実践を主とする。「道宣」の孫弟子の『鑑真』(六八八〜七六三)によって正式に我が国にもたらされ、南都六宗の一つとなった。「東大寺」・「下野薬師寺」・「観世音寺」の三戒壇が定められ、「唐招提寺」が建立され栄えた。

のちに分派して各々が本山を持ったが、明治時代に政府により『律宗』は『真言宗』に包括され、現在では本山は『唐招提寺』だけとなっている。

《 融通念仏宗 》 ※浄土宗系

日本浄土系の一派で『大念仏宗』とも呼ばれている。祖師は『良忍』(一〇七二〜一一三二) 『良忍』は『比叡山の堂行堂』の堂僧出身であるが、当時の天台宗の常行念仏では自分も一般大衆も救われ難いとし、口称念仏があらゆる「行」に通じる真の救済であるという新境地を開いた。
「一人一切人、一切人一人、一行一切行、一切行一行、これを他力往生と名づく」とし、一人の念仏が万人の念仏と融通し合ってできると説いた。  

総本山は『大念仏寺』(大阪府)

《 時宗 》 ※浄土宗系

日本浄土教の一派。祖師は『一遍』(一二三九〜一二八九)。『一遍』は『熊野権現』から受けた神託に基づいて「南無阿弥陀仏決定往生六十万人」と記した札を配り、これを受ければ救われるという「賦算」←(ふさん)という教科方法を編み出した。一所不在の生活に徹し全国を遊行して一般大衆の間に念仏を流行させた所から『一遍』は「捨て聖」とも「遊行上人」とも呼ばれるようになった。本山は『清浄光寺』(通称・遊行寺、神奈川県)


《 黄檗宗 》 ※禅宗系

日本三禅宗の一つ。祖師は明代末の臨済宗の禅僧『隠元』(一五九二〜一六七三)。

『隠元』は一六五四年に渡米し中国の故山に倣って宇治に『黄檗山万福寺』を創建した。宗名はこれによる。明代に広まった念仏禅を踏襲し自戒主義や浄土教的な念仏の兼修に特徴を持つ。
万福寺に代表される『黄檗宗』の諸寺院は明・清の建築様式に倣ったもので『黄檗様式』と呼ばれる。『黄檗宗』はまた、中国風の書画詩文や普茶料理の普及にも貢献した。  

本山は『万福寺』

 

【 主な宗派の相関図 】


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